型枠を組む
今日は「コンクリート用の型枠を組むこと」と「アンカーボルトを設置すること」について紹介していきます。
この作業は、鉄筋でつくられた骨組みの周りにコンクリートを流し込むための「枠」をつくる工程であり、最終的な基礎の形を決めるものになります。
型枠を正確に組むこと、そしてアンカーボルトをしっかり設置することが、
建物の耐久性と安定性を保つために非常に大切な役割を担っています。
コンクリート用の型枠を組む作業の流れ
まず、コンクリートを流し込むための「型枠」を組み立てます。
この型枠は、コンクリートが固まるまで形状をしっかり保持するための一時的な枠組みで、
木材や金属を使ってつくられます。
弊社では主に金属の枠を使用しています。
1.型枠の準備と配置
設計図に基づいて、型枠を正確に配置します。
型枠の位置がずれると、コンクリートが流れた際に形状が崩れ、
建物の基礎にひびや歪みが生じる可能性があります。
そのため、型枠の組み立てはミリ単位の精度が求められる繊細な作業です。
2.型枠の固定
配置した型枠が動かないよう、支柱や金具を使ってしっかりと固定します。
この工程では、型枠がコンクリートの重さに耐えられるように補強することが重要です。
少しでも不安定な部分があると、コンクリートを流し込んだときに崩れるリスクが高まるため、慎重な作業が求められます。
3.型枠の仕上げ確認
型枠が正確に組まれているか、歪みがないかを確認します。
この最後のチェックが建物の完成度を左右するため、決して手を抜けません。
アンカーボルトの設置の重要性
次に行うのが、「アンカーボルト」の設置です。
アンカーボルトは、基礎と建物本体をしっかり固定するための金属製のボルトで、
これを正確に配置することで、建物が地震や強風などの外力に耐えられるようになります。
1.アンカーボルトの配置
設計図をもとに、アンカーボルトを基礎部分に配置します。
このボルトの位置が建物の柱や壁の位置と一致しなければ、建物全体が不安定になってしまいます。
後からのやり直しがきかないので、配置の段階で正確さが求められるのです。
2.型枠との固定
アンカーボルトは型枠の中にしっかり固定されるように設置されます。
この固定が不十分だと、コンクリートを流し込んだ際にボルトが動いてしまい、
位置がずれてしまいます。
そうなると、基礎と建物本体の連結が弱くなり、安全性が損なわれるため、
慎重に作業を進める必要があります。
3.高さと位置の調整
レベル計を使用し、アンカーボルトの高さや位置が設計通りかを最後に確認します。
ここでミスがあると、建物を支える柱や壁が適切に固定できなくなるため、
特に慎重に行う工程です。
アンカーボルトの設置は、基礎と建物本体をつなぐ「架け橋」の役割を果たしており、
この工程が正確でなければ、どんなに丈夫な建物でも安全性が確保できません。
自分の力で建物の形をつくる達成感
型枠を組み、アンカーボルトを設置する工程は建物の基礎が完成する直前の重要な段階です。この作業を終えた段階で、建物の「形」が明確になり、
自分が関わった仕事の成果を目で見ることができる瞬間です。
特に型枠を組む作業は、自分の手で建物の輪郭を作り上げる感覚があり、
「建物の土台をつくっている」という実感を得られます。
基礎工事は、日々の作業の積み重ねが建物全体を支える形となり、
長年にわたり人々の暮らしを守る仕事です。
この「形に残る仕事」に関わることで、大きなやりがいを感じることができるでしょう。
未経験者でも安心!一緒に未来を築こう
当社では、未経験からでも基礎工事職人として活躍できる環境を整えています。
若いスタッフが多く、未経験からスタートした人も活躍しています。
型枠の組み立て方やアンカーボルトの設置のコツなど、
先輩職人が一から丁寧に教えてくれるので、安心して学ぶことができます。
また、基礎工事はチームで行う仕事です。同世代の仲間たちと一緒に協力しながら作業を進めることで、自然と絆が深まり、働きやすい環境が整っています。
さらに、スキルを磨くことで「型枠大工」や「鉄筋工」としての専門性を高めることも可能です。
あなたの力で未来の建物を支えよう!
「型枠を組む」「アンカーボルトを設置する」という作業は、基礎工事の中でも特に重要な工程です。
この仕事を正確に行うことで、建物の安全性が守られ、そこに住む人々の安心を支えることができます。
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