建築現場で使用される石材を徹底解説!

建築現場で使用される「石材」にはさまざまな種類があり、それぞれ異なる用途や性質を持っています。

石材は建物の強度や美観を支える重要な建材であり、用途や目的に応じて使い分けられます。今回は、建築現場でよく使われる石材を用途や性質、原材料ごとに分類し、分かりやすくご紹介します!


1. 自然石(天然石材)

自然石は、自然に採取された石材を加工して使用するものです。

耐久性や美観に優れており、高級建材として広く利用されています。


主な種類と用途

花崗岩(御影石)

性質:硬く、耐久性・耐摩耗性が高い。水や熱にも強い。

用途:外壁、床材、記念碑、墓石。

特徴:美しい模様が特徴で、建築の高級仕上げに使われます。


大理石

性質:柔らかく加工しやすい。美しい光沢が出る。

用途:内装材、カウンター、装飾材。

特徴:主に室内用として使用され、高級感を演出します。


砂岩・石灰岩

性質:加工が容易で温かみのある見た目。

用途:外壁、ガーデニング、装飾品。

特徴:古い建物や庭園の装飾に使われることが多い。



2. 人工石(加工石材)

人工石は、天然の石材を細かく砕いて再加工したものや、人工的に製造された石材です。

コストパフォーマンスが良く、均一な見た目が特徴です。


主な種類と用途

コンクリートブロック

性質:強度が高く、大量生産が可能。

用途:建物の基礎、外壁、仕切り壁。

特徴:コストが安く、耐久性に優れた建築材。


テラゾー(人造大理石)

性質:天然大理石を細かく砕き、樹脂などと混ぜて固めたもの。

用途:床材、カウンター、装飾材。

特徴:美しい模様を作り出せるため、デザイン性に優れています。


軽量骨材を使用した人工石

性質:軽量で施工がしやすい。

用途:内装材、外壁材。

特徴:建物の総重量を減らすために使用されます。


3. 砕石・砂利


砕石や砂利は、基礎工事やコンクリートの材料として使用される、小さな石の集まりです。

直接建物を支える部分で使われることが多く、目立たないながらも重要な役割を果たします。

私たちが主に使用している建材で、サムネイルの画像のような場所に取りに行ったり、

持ってきてもらったりして使用しています。


主な種類と用途

砕石

性質:硬く、圧縮に強い。

用途:基礎工事の地盤強化材、コンクリートの骨材。

特徴:地盤を安定させるため、土台部分に敷き詰められます。


砂利

性質:水はけが良い。

用途:庭や駐車場の整地材、防草材。

特徴:装飾用にも使用され、庭や公園を美しく整えます。


石材は建物の基礎や内装、外装に欠かせない重要な建材です。

それぞれの特長を理解し、用途に合った石材を選ぶことが、丈夫で美しい建物をつくる第一歩です。


まとめ

建築現場で使用される石材は、自然石、人工石、砕石・砂利、耐火石材など、さまざまな種類があります。

それぞれの石材には独自の特性と用途があり、建物のデザインや耐久性を支える重要な役割を果たします。

どの石材を選ぶかは、建物の目的や予算に応じて決まります。