今、建設業がアツいのにやめとけと言われるその理由とは?その将来性について解説

■はじめに


皆さんこんにちは!愛知県岡崎市で基礎工事を営む株式会社OTKです。

建設業界は今、需要の高まりや技術革新によって「アツい」分野として注目を集めています。しかし、その一方で「やめとけ」と言われることも多い業界です。建物やインフラの工事が進む中、多くの労働者が関与し、経済を支えている建設業界ですが、労働環境や精神的なストレスから、「キツイ」と感じる人も少なくありません。本記事では、そのような厳しい現実と向き合いながらも、建設業界の将来性について詳しく解説します。建設業に興味を持ちつつも不安を感じている方々に対し、現状と対策、そして将来の可能性について理解を深めていただきたいと思います。この記事を通じて、建設業界の魅力と現実を正しく伝え、求職者が適切な選択をするためのお手伝いができれば幸いです。


■今建設業がアツいと言われる理由

・需要の高まり


建設業界の需要が高まっている背景には、さまざまな要因が挙げられます。まず、都市の再開発プロジェクトやインフラの老朽化に伴う修繕工事が増加していることが大きな要因です。これにより、大規模な建設プロジェクトが全国で次々と実施されています。また、2020年代に入ってからの人口増加や住宅需要の高まりも、建設業界の需要を押し上げています。さらに、災害対策としての耐震・耐火建築や、環境に配慮したエコビルディングなど、新たな建設ニーズが発生しています。このように、様々な要素が絡み合い、建設業界の需要は今後も堅調に推移することが期待されています。そのため、建設業は成長分野として大いに注目されており、多くの企業がこの市場に参入、または拡大を図っています。建設業界における需要の高まりは、まさに今が参入やキャリア形成のチャンスと言えるでしょう。



・技術革新

建設業界では、SNSとイベントの活用が人材雇用の促進に貢献しています。InstagramやX(旧Twitter)、YouTubeなどを用い、現場のリアルな状況や成功事例を発信し、業界の正しい印象を広めることで、若手人材の興味とエンゲージメントを引き出しています。さらに、ICT建設機械やドローンの導入により、データ収集と分析、作業の自動化を進め、労働環境と安全性も向上。これにより、技術者の役割はより高度でクリエイティブなものへとシフトします。加えて、ERPシステムの導入が業務の効率化と省人化を実現し、リアルタイムな情報共有と迅速な意思決定を可能にしています。これにより、コスト削減と品質向上が図られ、2025年問題の解決に向けた持続可能な発展が期待されます。これらの技術革新は、建設業界のイメージ向上と競争力強化に大きく寄与しています。


・安定した収入


建設業界は、他の業種と比較して安定した収入を得やすい職種の一つです。国税庁のデータによれば、建設業全体の平均年収は529.1万円であり、全業界の平均年収と比較して高い水準にあります。特に50代の年収が他の年代と比べて高く、全年代においても全業種の平均を上回っていることが特徴です。

さらに、建設業の賃金引き上げ率は非常に高く、令和4年度には全産業の平均を上回る95.4%を記録。これには「人手不足の解消」や「優秀な人材の確保」といった要因が影響しています。また、公共工事の入札で有利になる制度改革も賃金引き上げを後押ししています。

建設業界はまた、社会インフラのメンテナンスや防災・減災対策、リニア新幹線の開通工事など、安定した需要が見込まれています。年収をさらに上げるためには、建築士や技術士などの資格取得が有効です。これにより、職種ごとの専門知識と技術を証明し、キャリアアップとともに収入も増加する傾向があります。

これらの要素から、建設業界は安定した収入と将来性を兼ね備えた分野であることが分かります。



■建設業はやめとけと言われる理由とは

・労働環境の厳しさ

肉体労働


建設業が「やめとけ」と言われる大きな理由の一つが、肉体労働の厳しさです。建設業は体力を必要とする仕事が多く、特に現場作業員は重たい資材の運搬や高所での作業、長時間の立ち仕事など、身体に負担がかかる業務が日常的です。これに加え、外での作業が多いため、夏の暑さや冬の寒さといった気候条件も仕事の質に影響を与え、体力的な消耗を一層増します。

また、建設現場では常に危険が伴うため、高度な注意力と集中力を求められます。労働災害のリスクも高く、心身ともに大きなストレスを抱えることが少なくありません。これらの要素が重なることで、「きつい」「つらい」といったネガティブなイメージが定着し、「建設業はやめとけ」と言われる原因となっています。


天候の影響


建設業が「やめとけ」と言われる理由の一つに、天候に左右される点が挙げられます。建設現場の作業は屋外で行われることが多く、天候の影響を受けやすい環境です。晴天の日には作業が順調に進められる一方で、雨天や強風の日には作業が中断されることが頻繁にあります。このため、スケジュールの遅れや効率の低下が問題となり、仕事に対する不確実性が高まります。

冬場の寒さや夏場の暑さも大きな課題です。極端な気温の中での作業は体力的に厳しく、熱中症や低体温症のリスクも高まります。また、雪や台風といった自然災害も重大な影響を与え、現場の安全確保が困難になる場合も多いです。このように、天候によるリスクは精神的なストレスも伴い、「建設業はやめとけ」と言われる原因となっています


・精神的なストレス

納期


精神的ストレスと厳しい納期のプレッシャーがあります。建設プロジェクトは大規模で複雑なものが多く、期限内に完了するためには詳細な計画と高い管理能力が求められます。しかし、突発的なトラブルや予期せぬ問題が頻繁に発生し、予定通りに進行しないことも少なくありません。これにより、関係者全員に大きな精神的ストレスがかかります。

納期の厳守は顧客や取引先から強く求められるため、短期間での作業の強行や長時間労働が避けられない状況も多いです。これに加えて、現場の環境変化やチーム間の連携不備などが精神的負担となり、品質と安全性も保ち続けることが難しい状況が生じがちです


責任の重さ


精神的ストレスと責任の重さが挙げられます。建設プロジェクトは多くの人命や財産を扱うため、関与するすべての人に高い責任感が求められます。設計ミスや施工のミスが重大な事故や欠陥につながるため、一つ一つの作業に対して厳密かつ慎重な対応が必要とされます。このプレッシャーが精神的な負担を増大させ、ストレスの原因となるのです。

さらに、チームリーダーや現場監督などの管理職に就くと、プロジェクト全体の進行管理や品質確保、作業員の安全対策など多岐にわたる責任を負うことになります。遅延やトラブルが発生すると、納期を守るための対策を考え実行しなければならず、精神的な疲労が重なります。


■将来性について

・建設業は今一番アツい業界!?


このようにマイナスなイメージが強い建設業ですが、今一番アツい業界として注目されています。実際2024年度の建設投資額を見てみると前年度比 2.8%増の 74 兆 3,500 億円と予測されています。この理由として 政府分野投資は、国及び地方における 2024 年度予算が前年度並みに確保されていることから、公共事業に係る投資の底堅い推移が想定され、名目値・実質値ベースともに前年度比で微増するのではないかと言われているからです。

今後もリニアモーターカーの建設や東京駅近くに新たに「東京ミッドタウン八重洲」の建設が予定されています。さらに台風や地震など災害大国である日本は、建物やインフラに対して高い耐震性能が求められています。今後も地震対策を強化した住宅やビルの建設、既存の建物の耐震補強工事が引き続き求められるでしょう。また、洪水や津波対策としての防災インフラの整備も急務です。これに伴い、耐震・耐災害技術の開発や工事の需要は増加し、建設業の将来性を支える大きな要素となります。


■まとめ


建設業が「やめとけ」と言われる理由は肉体労働の厳しさ、天候に左右される環境、精神的ストレスと責任の重さが挙げられます。これらの要因は確かに建設業の仕事をきつく感じさせるため、多くの人が敬遠しがちです。しかし、建設業界には大きな将来性も秘められています。技術革新が進む現代、ICT建設機械やドローン、ERPシステムの導入などにより、労働環境が大きく改善されつつあります。作業の効率化と安全性の向上が進むことで、従来の肉体的な負担や精神的ストレスも軽減される傾向にあります。さらに、全国的なインフラ老朽化対策や大型プロジェクトの進行によって、安定して高い需要が続くのが建設業の強みです。

これらを踏まえると、建設業は避けるべき仕事ではなく、多くの可能性を秘めた将来性のある分野です。課題と向き合いながらも、技術と環境の進化を活用し、魅力ある職場として発展が期待できます。



■株式会社 OTKでは一緒に働く基礎工事の職人を募集しています!



愛知県岡崎市に拠点を置くOTKでは、さらなる会社拡大に伴い 一緒に働く職人を募集しています。主にハウスメーカーから依頼された基礎工事を対応しており、現場も県内が多く出張がないため本腰据えて働くことができる環境が整っています。またOTKでは、従業員の頑張りを一番に評価しており、頑張り次第では月に100万も夢ではありません!一生もののスキルを身に付けるとともに収入アップが目指せる環境を整えています。


基礎工事は、日本の社会を支える重要な基盤です。基礎工事職人の不足は、単に建設業界の問題にとどまらず、日本の未来にも大きな影響を与えます。


建設業界全体で力を合わせ、魅力的な職場環境作りや若者への情報発信に積極的に取り組むことで、未来を担う若者たちが基礎工事職人の仕事に挑戦し、日本の技術を継承していくことを期待します。


基礎工事に興味がある方、縁の下の力持ちになりたい方の挑戦を心から応援します!まずはお話だけでも構いませんお気軽にお問い合わせください。



▼採用情報はこちら▼


基礎工事 未経験者


基礎工事 経験者




▼関連記事▼


基礎工事の年収事情とは?業種別の平均給与や将来性を徹底解説!


基礎工事がきついって本当?そのやりがいと魅力を徹底解説!


基礎工事の資格は何が必要?必要となる資格やキャリアパスについて解説