「家の基礎を見たら、表面がスカスカで砂利が見えているけど大丈夫?」
「それって、見た目だけの問題?それとも強度に関わる?」
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~今日のテーマは~
「ジャンカ(豆板)」
家の基礎や駐車場の土間をふと見たとき、「ボコボコして砂利が見える…」と気になったことはありませんか?
それは見た目だけでなく、コンクリートの中身がうまくできていない“施工不良”のサインかもしれません。
今回は、プロの視点からジャンカ(豆板)の見分け方と、放置しないための対策を分かりやすく解説します。🔍
1. ジャンカ(豆板)とは?その正体と基本用語🧱

まずは「ジャンカ(豆板)」が何なのか、ひとことで整理しましょう。
✅ ジャンカ(豆板)の正体
コンクリートを流し込む際に、砂利などの材料が偏ってしまい、表面がスカスカになったり空洞ができたりする施工不良です。
現場では見た目が「豆を散らした板」のように見えることから、豆板(まめいた)とも呼ばれます。
✅ なぜ身近?どこに出やすい?
・家の基礎:床下など目立ちにくい場所ですが、建物の耐震性に影響します。
・お庭の土間:駐車場などで砂利が見えて、美観と耐久性の両方が気になります。
・発生する年代:1990年代前半以前の住宅に多い傾向がありますが、現代の新築でも施工状況によって起こります。
✅ 押さえておきたい専門用語
・骨材(こつざい):コンクリートに混ぜる砂利や砂のこと。ジャンカはこの骨材が表面に偏ることで起こります。
・打設(だせつ):型枠の中にコンクリートを流し込む作業のこと。
・かぶり厚(かぶりあつ):鉄筋からコンクリート表面までの厚さ。ここが薄いと、鉄筋が錆びやすくなります。
・材料分離(ざいりょうぶんり):セメント・水・砂利が均一に混ざらず、重い砂利だけが偏ったり沈んだりする状態。
・爆裂(ばくれつ):ジャンカ内部に入った水で鉄筋が錆び、内側からコンクリートが破壊される現象です。
💡 豆知識
ジャンカは「鉄筋を守るはずのコンクリートの鎧に、穴が開いてしまっている状態」に近いです。
穴が空いてしまうと、守りが弱くなる=劣化が早まる可能性があります。
2. 原因・メカニズム~どこから・なぜ起こるか🔬

ジャンカは、「施工中に材料がうまく回らなかった」ことが根本にあります。
重さの違う材料が混ざりきらないと、表面側に砂利だけが残りやすくなります。
✅ 内部要因:施工時
・締め固め不足:バイブレーター(振動機)でのかき混ぜが足りず、隅々まで行き渡らなかった。
・無理な流し込み:高い場所から落としたり、水平に長く移動させたりして材料が分離した。
✅ 外部要因:現場条件
・複雑な形状・配筋:鉄筋が密集していたり型枠の角が多かったりすると、コンクリートが入りにくい。
・型枠の隙間:水分(セメントペースト)だけが漏れ出し、砂利だけが残ってしまうことがあります。
メカニズムの要点をイメージで言うと、
コンクリートは「砂利・砂・水・セメント」の混合物ですが、それぞれ重さが違います。
施工でかき混ぜが不十分だと、重い砂利が一部に固まってしまい、できた隙間にセメントが入り込まず、ジャンカが生まれます。
たとえるなら、
「お菓子の“おこし”のように粒と粒の間に隙間がある状態」
「鉄筋を守る鎧に、穴が開いた状態」
これがジャンカの正体です。
3. よくある疑問・誤解「え、そうなの?」に答えます❓

ここでは、読者の方が抱きやすい誤解をQ&Aで整理します。
✅ 「見た目だけの問題でしょ?」と思われがちですが…
骨材の周りに空洞ができるため、本来の耐荷重性能が十分に発揮できません。
地震や台風などの負荷に対して、脆くなるリスクが上がります。
✅ 「海の近くや古い家だけの問題でしょ?」と思われがちですが…
施工不良があれば、新築でも起こり得ます。
1990年代前半以前に多い傾向はありますが、現代でも職人技術や施工管理の差で発生します。
✅ 「塗装で隠せば大丈夫」と思われがちですが…
中身を直さないと、隙間から水や空気が入り、鉄筋が腐食します。
最終的にコンクリートが中から崩れる「爆裂」につながる可能性があります。
✅ 「新築の基礎にある小さな穴は全部ジャンカ?」と思われがちですが…
気泡による「あばた」と、砂利が露出している“豆板(ジャンカ)”は区別が必要です。
砂利が見えていて、強度に影響しやすい状態かどうかを見極めることが大切です。
4. 症状・サイン~こうなったら注意⚠️

「こうなったら要注意」というサインを、レベル別にまとめます。
見た目だけでなく、叩いた時の状態も目安になります(無理はせず、安全な範囲で確認してください)。
✅ 見た目・状態で分かるサイン(レベルB〜E)
・レベルB(軽度):
表面に砂利が見えているが、叩いても剥がれない。
・レベルC(中度):
砂利が見えており、叩くとポロポロと落ちてくる。
・レベルD(重度):
中の鉄筋が見えてしまっている。
・レベルE(深刻):
叩くと内部に空洞がある音がし、砂利が連続的に崩れ落ちる。
✅ 放置すると起こる二次被害
・爆裂(ばくれつ):
ジャンカ周辺が茶色く錆びたようになり、コンクリートが剥がれ落ちることがあります。
・中性化:
本来のアルカリ性が失われ、鉄筋を守る力が弱まります。
💰 結論
目安としては、砂利が露出していて叩くと剥落する状態(レベルC以上)は、早めの補修相談がおすすめです。
ジャンカは自然に治ることはなく、悪化しやすいのが注意点です。
5. 対策・予防~自分でできること・プロに頼むこと💡

「今できること」と「業者に頼むべきこと」を分けて整理します。
✅ お客様自身でできること(セルフチェック)
・目視点検:基礎の周りを一周し、砂利の露出や異常がないか確認する。
・記録を残す:新築時やリフォーム後に写真で残し、変化がないかチェックする。
・ 早期相談:少しでも「おかしい」と思ったら、被害が広がる前に専門業者へ。
✅ 業者に相談・依頼すべきこと(補修内容の考え方)
・ 軽度の場合:
ポリマーセメントモルタルなどで表面を充填し、雨水の侵入ルートを断つ。
・ 重度の場合:
脆くなった部分を削り取る(はつり)→無収縮モルタルの充填、または打ち直し。
・最新の補強:
強度をさらに高めるため「アラミド繊維シート」などの補強を併用するケースもあります。
✅ タイミング・頻度の目安
・気付いた時が相談のタイミングです。
・目安として、定期点検(例:1年ごと)でチェックできると安心です。
✅ 数字・費用の目安(参考)
・補修が必要な目安:レベルC以上(砂利露出+剥落がある状態)。
・費用目安:基礎35m程度の全体的な補強工事で、約70万円(※規模・状態により変動)。
・保証期間の例:適切な施工で10年程度の保証が設けられる場合があります。
・仕上げ:補修後、乾燥した後に「600番」のペーパーで整えると、表面をきれいに仕上げやすいです。
✅ 地域差の注意
寒冷地での凍結融解や、海沿いでの塩害など、劣化の進み方は地域で変わる可能性があります。
そのため、必ず現地状況を踏まえて診断することが大切です。
※地域や条件により異なる場合があります。
✅ DIYについて(重要)
土間など表面的な状態であれば簡易補修の相談は可能な場合があります。
ただし、基礎など「構造に関わる部分」は必ず専門業者に依頼してください。
無理な削りや安易な埋め戻しは、かえって被害を広げることがあります。
まとめ:ジャンカ(豆板)は「早めの補修」が家を長持ちさせます🏠
ジャンカは、見た目の問題に見えても、コンクリートの中身が弱くなっている可能性があります。
砂利の露出や剥落が見られたら、悪化する前に専門家へ相談するのが一番の近道です。
そんな時は、株式会社OTKにご相談ください。🤝
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